賛否両論あるようですが、これまで何度も【監修：大友克洋】に踊らされてきたオイラとしては、DVD発売まで待てず映画館に足を運んでしまいました。
これ、間違いなくDVDで買っちゃうぜ！作品。
これだけ作り込まれた映画がぽんぽん出てくる日本のアニメ映画はすごいなと思う。
内容はストーリーの甘さもなんのそので、とにかく高密度とカタルシスな破壊の連続。
なんつーかノリはほとんど「ゴジラ」。
邦画好きならこの映画でゴジラを思い出す事間違いなし。ロンドン英国博覧会にゴジラ出現！みたいな。（笑）
大友氏の破壊が好きな自分としてはカナリ気持ちよかったです。
ただ、ひとつもったいなかったのは、対象ユーザーに「大友克洋を知らない子供」が入っていたこと。
子供のためにつくるのは大賛成だけど、それはあくまでオトナの鑑賞に耐えうるタメの解釈に過ぎない。
またこの映画を本当に楽しみにしていたのは、団塊ジュニアのオレ達だ。と言いたい。
とにかくこれだけの描写力があれば、説明的な言葉は不要だったろう。
高尚な作品にしてくれ、とは思わないが今は子供でも「いくのじゃ！スチームボーイ！」とか言われてもピンとこないだろう。分けがわからん。
ホントの家族ならこんな言葉は交わさない。そして過去になんらかの思い入れがあるだろう、と子供ながらに思うだろう。
先日「
ニモ」を観たが、相変わらず恐ろしく練り込まれたシナリオと演出に感嘆した。まさに子供を対象にしたオトナの鑑賞にも耐えうる作品だと思う。
あれはいかにもアメリカちっくな作り方で、情緒的な作品がすきな自分としては抵抗あるが、日本の映画もみならうべき点は多いと思った。
とりあえずスチームボーイって「絶対にはずせない」といった感じが伝わってきて、切なかった。
スチームボーイリミックスとか出せばいいのに（笑）
◆オフィシャルwebサイト
http://www.steamboy.net/
◆i-modeが使える人はいまでもすぐ手に入る割引券
http://wpp.jp/otomo/
とりあえずスタータキット
スチームボーイ
