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(2001/07)


[ Save the Last Dance(邦題 セイブ・ザ・ラストダンス 日本公 ]
 主人公のサラは、バレリーナになる事を夢みる高校生。そんなサラに突然の不幸が訪れた。ジュリアート音楽院入学のオーディションの最中に母親が交通事故で亡くなってしまう。母親の死を、自分のせいだと思い込んだサラは、バレーの夢を捨ててしまい、幼い頃に別れたミュージシャンの父親と一緒にシカゴで新しい生活を始めるが、彼女の通う学校は、ほとんどの生徒が黒人の学校で、彼女はそんな環境の突然の変化に戸惑うのであった。そんな彼女にも友人ができる。同級生のシェニールとその弟のデレクだった。ある日、彼等はサラを自分達が通いつめるHip Hop Clubへと連れて行く。サラは次第にHIP HOPに惹かれ、デレクにそのステップ、スタイルを教わっていくに連れて、彼等はお互いに惹かれ合って行くのであった。しかし、そんな彼等を、周りの人間は冷たい目で見るのであった。
 しかし、そんな周りの目も気にせず、デレクは、サラに一度は諦めたバレエの夢を再び取り戻すように説得する。そして・・・

 この映画はポスターのイメージが気になったので、何の情報を得ずに見たのだが、なかなか良い作品でした。私個人的に、今までダンス映画で面白い作品を見た事がないので、あまりダンス系の映画は好きではないのですが、この作品は面白かった。バックに流れるHIP HOPの音楽がシーンにしっかりあっているのと、サラを演じるジュリア・スタイルズの演技力に惹かれた。彼女は決して美人ではないが、彼女のダンスのシーンはけっこうさまになっていて、目を見張るものがある。
 ただラストシーンのほんのちょい手前では凄く盛り上がっているのに、ラストは物凄くテンションのさがる終り方で、なんじゃこっりゃってな感じで終わってしまうの
残念だが、そこを除けば、爽やかな感動作。最後のしめを、もうちょっとなんとかして欲しかった。
 HIP HOPが好きな人にはサントラのCDもおすすめ。

SHUE
2001/07/18(Wed) Guest


[ LARA CRAFT:TOMB RAIDER ]
あの人気ゲーム"Tomb Raider"の映画版。もうLARA CRAFTと言えば、90年代を代表するICONの一つとしてあげられ、誰しもがしっているキャラクターであろう。
 格闘技に長ける考古学者LARA CRAFTは、ある日、今は亡き父が残した神秘的な古代の時計を発見した。その時計は、時間を支配する事ができる秘宝への扉を開けるカギであった。その秘宝は二つの欠片に別れていて、それを再び一つにした時に時間を支配できるというものであった。LARAは父の遺言どうりに、その秘宝を見つけて、悪の手に渡るのを防ぐためにコロンビアへ飛ぶ、がしかしすでに悪の手は秘宝へと目指していた・・・
 インディアナジョ−ンズ風の秘宝探検アドベンチャーにちょっとSFのアイデアを取り入れた感じ。まあ、正直言って、こんなもんでしょう。可もなく不可もなくって感じで。今まで過去にアメコミや、ゲームを映画化して大成功をおさめた例がないように、このTomb Raiderもその例に洩れない結果です。私はゲームをPlayした事がないので、ゲ−ムがどのような世界観をもっているのか良くは知らないのですが、その私ですらこの映画の出来に満足できないのですから、ゲームの世界観をしっている人達や、LARA CRAFTのファンの人達にとってはちょっと満足のいかない作品でしょう。この手の秘宝探検アドベンチャーのアクションや、仕掛けなどは、そでにインディアナジョーンズでやり尽くされていて、制作者側もそれを分かっているので、すこしでもオリジナルな物にしょうとSF的なテイストを少しいれてみたんだけど、それは蛇足でしかなく、なんかより安っぽい話にしてしまったという感じ。普通に秘宝探検アドベンチャーにしとけば良かったものを。前半のアクションシーンはそれなりに力が入っていて、それなりに見ごたえがあるが、ストーリー自体いまいち盛り上がりに欠ける。
なんかいろんなものを詰め込みすぎた感がある。そのせいで、そのどれもが中途半端である。
 どだい、何十時間もかけてプレイされるゲームの世界観を、たった2時間におさめてしまおうという事自体が間違っているのである。どうせ映画化するのなら全く別ものとして作らねば。まあ、それもまた難しいんだろうけど。唯一の見どころは、LARA
CRAFTを演じる女優ANgelina JolieがLARA CRAFTのイメージにわりとハマっているというとこぐらいである。でも胸は自前ではなく、役のために詰め物をしているようだが・・・
 来年にはResident Evil(バイオハザード)の映画版が公開予定だが、まあ、これもどうなることやら。でもLARA CRAFTのようにしっかりとしたイメージがないので、その文、少しはましかもね。


SHUE
infinity

2001/07/14(Sat) Guest


[ 基調講演のストリーミング放送 ]
ここのところ毎回ストリーミングで全世界に発信している米Apple社のSteve Jobs氏の基調講演。
実は僕も毎回楽しみにしているひとりです。以前のPowerBookG4発表にはかなり興奮しましたから。(英語よくわかんなくても十分楽しめるゾ)。今回はニューヨークの「Jacob K. Javits Center」で開催される「Macworld Conference & Expo/New York 2001」。

★7月18日9時22時

要チェック!

apple

2001/07/13(Fri) Usami


[  Shrek(邦題 シュレック)は日本では12月公開予定。 ]
長篇CGアニメーション。主人公のShrekは全身緑で醜い大男、人々はみな彼を怪物扱い。そんな彼はみんなから恐れられている。そしてそんなShrekも人里離れた森の奥にすんでいる。ある日、国を治めるフォークワードが国を一掃するために、国に住むFairy taleの生き物達(眠り姫、シンデレラetc)を国から排除しにかかり、行き場の無くなった彼等は、Shrekの住む森の奥地に追いやられる。他人との接触を拒否しているShrekにとって、彼等は大迷惑。そんな彼はフォークワードに直談判するために、喋るロバをつれて彼の所へおしかける。しかし、フォークワードはShrekに、竜が住む城に行って捕われたお姫さまを助けてくる事を条件に、Shrekの住み家に居候しだしたFairy tailの生き物達を引き取ることを約束した。こうして、Shrekと喋るロバのお姫さま救出への旅がはじまったのであった。
 まあ、単純に言えば、捕われのお姫さまを助けにゆく騎士の話ではあるのだが、なにが違うって、主人公が白馬に乗ったかっこいい王子さまではなく、全身緑の怪物と、喋るロバ。そして子供向けの童話をパロディ化したものである事。傍役として登場するFairy tailの生き物達は我々がかつて子供だった時に、本で見て、読んだ馴染みのキャラクター達。
 そして、一番の見どころは、CGのキャラクターたちのリアル感のある表情、動き。それは見ていると、まるで自分がShrekをうごかして、コンピュータゲームをプレイしているようである。キャラクターを演じる声の出演者達も豪華。主人公のShrekにオ−スチンパワーズのMike Myers,喋るロバにEddie Murphy, フォークワード卿にJohn Lithgow,そして捕われのお姫さまにCameron Diaz.日本公開時には当然、字幕付きになるので、この豪華キャスト陣の声を楽しむのは、ちょっと難しいかもしれないけれど、是非、字幕に夢中になりすぎず、実際の声にも注目を。キャラクターと声が見事にマッチしているので。とくにEddie Murphyのロバは最高!最近、彼は実写映画では、スランプぎみだが、これはハマり役。
 この作品は、子供から大人まで、幅広く楽しめる娯楽作品。笑いあり、ちょっとした感動ありのCGアニメーション大作。たまには一度、童心に返って現代風の童話を楽しんではいかがでしょうか?

SHUE
infinity

2001/07/06(Fri) Guest


[ A one and a two (邦題 ヤンヤン 夏の思い出) ]
 タイワンの普通の中年サラリーマンの家族を中心に起こる、ごくありふれた日常の出来事を綴った作品。傍役で、イッセー尾形が日本人サラリーマン役として、出演しているのが見どころの一つ。
 3時間という長い作品で、主人公のサラリーマンの家族を中心にして起こる日常の出来事は、ごくありふれた出来事で、とりたてて、Excitingな事はないが、そのありふれた出来事が、我々に”生きること”についてを見せてくれる。特に、8歳の息子のヤンヤンのなにげない問いかけは、あたりまえの事ではあるのだが、何故か我々の胸を撃つ。結婚式のシーンから始まり、御葬式のシーンで幕をとじる作品構成、その間に描かれる出来事の数々(妻の出家、娘の初恋、ヤンヤンの成長、そして主人公の昔の恋人との再会など)は、我々の人生そのものを、指し示している。ありふれた日常のなかにも、人それぞれのドラマがあると言う事を、我々に見せてくれる。
 3時間という長い作品で、わりと淡々としているので、集中力を必要とするが、見終わったあとの感慨深さはなんとも言えない。何気ない日常を綴った何気ない作品であるが、心に残る作品である。
 余談ではあるが、邦題ではヤンヤンというタイトルであるが、ヤンヤンは決して主役ではなく、ヤンヤンのお父さんが主役なのだが、何故、タイトルがヤンヤンなのだろう?見終わったあとにそんな疑問が。

SHUE
infinity

2001/07/03(Tue) Guest


[ バトル・ロワイアル ]
個人的に非常に忙しかった時上映されていたので、まんまと観ることが出来なかった映画をようやくビデオで観る。
15歳未満は入館禁止ってR指定まで受けた話題作。ホント楽しみにしていたビデオ。
邦画好きならきっと皆さん観てるでしょうけどね。たけし出てるしさ。(それだけで観ちゃうもんな...)
ストーリー:
飽和した世界経済はアジアのある国に大不況をもたらした。完全失業率は15パーセントを越え、1千万人もの失業者が全国にあふれていた。さらにこの年の全国の不登校児童・生徒数は80万人。校内暴力による教職員の殉職者は1200人に及んだ。BR法とは深刻化する学級崩壊、卑劣な少年犯罪の多発に業を煮やした国民の憤懣を解消し、困難を生き抜く強靭な生存能力を備えた青少年の養成、ひいては強い大人の復権を目指して公布された【新世紀教育改革法】の通称である。全国の中学3年生の中から毎年1クラスを、行動範囲の限られた一般人のいない場所に移送、1人ずつ地図や食料、様々な武器を支給し、最後の1人になるまで殺し合わせる。制限時間は3日間。生徒にはルールを破ると爆発する特殊な首輪の装着が義務づけられる。また期間中の対象者による殺人、傷害、銃器保持などの違法行為は全てその罪を問わないものとする。
※サイトより抜粋バトル・ロワイアル
この時代背景はかなり原作と違いますよね。たしかに原作の世界観をそのまま持ち込むと時代錯誤な感じは否めないし、何よりストーリー自体複雑で長くなってしまいますから。でも登場人物と時代の接点はその感情の裏付けになり重要なのであまり接点がないといまいち曖昧になってしまい、納得いかない点も多々あったのが少しもったいないっす。この点で原作と比べ一番もったいないなぁと思ったのが主要人物の桐山と川田。映画ではゲームからの転校生ってことになってますが、やはり出来れば最初から同じクラスであってほしかったですね。彼らの人格形成も含めて。
でもとにかく前半の15分位はやばい程ドキドキ。学生時代を思い出しながら観ると気分悪くなります(不真面目な人程ね)。ストーリーの概要を知っているのもあるけど映像の組立方が非常にうまいのもその要因でしょう。単純にもしあの場所に自分がいたらどんな行動をとるのか、と思わせられる演出です。そして脳裏をかすめたあらゆる方法がひとつひとつ潰されていく感触はいいものではないですね。
そして、不器用な殺人が繰り広げられる前半1時間はもう嫌な気分でまたされてる感じ。『あと27人も残ってるの?!』なんて。けど後半1時間はある意味映画らしく安心して観られます。全体を通して『もしかしてこれ、ラブロマンス?』ってな演出はイメージとは違いましたが前評判通り前田亜季ちゃんはかわいいです。なんかR指定なんだけど中学生みたら友達大切に思えるんじゃないの?コレ。(知らんけど)
とりあえず部屋を暗くしてヘッドホン付けて一人で観ましょう。
監督:深作欣二
出演者:藤原竜也 、前田亜季 、ビートたけし
http://www.battle-royale.com/officialsite/

2001/07/02(Mon) Usami

My Diary Version 1.21
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