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(2000/11)


[ darkcity ]
これは、あのブルース・リーの息子であるブランドン・リーが撮影中に、謎の事故しを告げたという異惑つきの映画"The Crow"の監督の作品で、SF 不条理映画。
 主人公はあるホテルのバスルームで目を覚ました。しかし彼には記憶がなかった。そして、寝室には身体に螺旋の傷を刻まれた女性の死体が横たわっていた。そして、謎の人物からのTelephone call。ホテルから、逃げ出す時に、フロントから呼び掛けられ、自分の名がジョン・マ−ドックである事を知る。記憶がないままに闇の中を彷徨うなか、謎の黒ずくめの男達に襲われ、彼は彼のもつ不思議な力によって、謎の黒ずくめの一人を倒す。だが、たおした男の頭からは得体の知れない生き物ともいえるような物が飛び出した事により、ジョンは相手が、人間でない事を知るのである。
そして、深夜0時になると、街全体が眠りに陥ってしまうのであった。人々は突然眠り、建物は瞬時に作り変えられ、街はその変貌をかえていくのであった。
 これは、正直いって、私の中で"Matrix"と同じ位、ヒットした映画。なにがヒットしたかって、もう見ればこの映画監督がいかに日本のアニメに影響を受けているのかがわかる。あえてどこがとは言わないけれど、アニメの”メガゾーン23”や、”うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー”をオマージュしているのは一目瞭然。
多分、あと”アキラ”からの影響も多少みられる。まあ、これは見てのお楽しみ!全体的な流れが、日本のSFアニメっぽい。なんか見てて楽しい!B級映画ではあるが、(出演者はキーファー・サザーランド、ウィリアム・ハート、そしてジェニファー・コネリーと豪華である。)映像がDarkなイメージで統一され、シュールで良い。Darkcityの街事体のデザインもゴシック調とか、ドイツ表現主義などが混ざってたりして、Artしている。
これは久々に私の中で大ヒットした超一級B-Movieである。

darkcity

SHUE
2000/11/28(Tue) Guest


[  双生児〜Gemini〜 ]
世界的にも有名であるあの”鉄男”の監督、塚本晋也の最新作!舞台は明治もしくわ、昭和時代を思わせるような架空の世界。本木雅和演じる主人公はどこか名のある家の息子で名医でもある。そして、りょう演じる主人公の妻は記憶喪失である。
 ある日、主人公は自分が誰かに常に見られてるという感覚に陥られる。そして、父は突然、奇妙な死をとげ、その後には、母親もある夜に、見知らぬ侵入者によって殺されてしまう。そして、主人公は突然背後から、何ものかにおそわれて、枯れ井戸に突き落とされてしまう。驚いた事に、犯人は主人公とうり二つの顔をしているのであった。果たして彼の目的とはなにか?そして彼の正体は?
 もういかにも、塚本晋也の世界という感じの映画。”鉄男”を見た人にはわかると思う。まず一番奇妙なのが、出演者全員が眉毛なしのメイキャップであるということ。なんかちょっとしたホラー映画みたい。軽快なロック調の音楽にのせて進んでいく映画はもしろ”Music Clip"といった感じでお洒落である。映画というジャンルの中の作品とみるよりは、"Art"というジャンルのなかの作品として見るべき作品である。
これは、あまり日本の映画を好まない私が薦める数少ない日本映画のひとつであり、"Art"な作品である。まだ”鉄男”を見てない人には”鉄男”もお勧め。あまり、カルトなものがダメという人は、”鉄男II”を。これは”鉄男”のリメイク版。

Gemini

SHUE
2000/11/27(Mon) Guest


[ ミュージッククリップ ]
友人が松田聖子のミュージッククリップの編集を今回担当した。
2週間ほど前からいいネタないかなぁと言っていたので、2人でいろいろ考えていたのだが、なかなかディレクターの意向は強くばっちり押し切られたらしい。
彼曰く、なかなか古くからやっている人にはこれからの主流になりそうな肌感触というのは伝えにくいそうだ。これもいろいろなところで聞くよくある話なので、そんなもんだろ、と思ったりしたんだけど。
だって先輩たちは大抵しっかりと基礎を学び、その上でアイデアを練る訓練をされている。したがって今はこの表現が多くの若いひとに新鮮な感覚を与える、とっいった事はなかなか理解されにくいらしい。
まぁ、とにかくクリエイティブに関わるひとはやはり説明上手でないとホントにいいものを形にするのは難しいよね、って話ですね。(うーん修行あるのみか)

http://211.9.199.209/
オフィシャルサイト

※ところで、松田聖子さんのオフィシャルサイト、ヤフーから飛んでもIPで表示されちゃってます。
まずいっすよ。これ。
2000/11/25(Sat) Usami


[ エクソシスト ]
昨日、エクソシスト ディレクターズカットを見てきました。
アメリカでは、1年ぐらい前に上映されていて、雑誌で
もかなり盛り上がっていました。で、かなり期待して見に行ったわけですが・・・
ホラー映画でほとんど怖がらない私は、ちょっと笑ってしまうぐらいでした。
CMとかでも流れていると思いますが、ブリッジで階段を下りてきて口から血を流すんです。ちょっと考えただけでも笑ってしまいます。その内99とかがコントでやりそうじゃないですか。でも話題としては面白いかも、一度見に行ってみては。
2000/11/24(Fri) Yasuda


[ Life is Beautiful ]
これも同じ99年のアカデミー賞で外国語映画賞を含み、3部門で賞をとった感動作。
 主人公は陽気で本屋を開くことを夢みているユダヤ系イタリア人の男。彼は一目惚れした小学校の女教師とめでたく結婚。そして、やがて二人の間には息子が生まれ、そして夢であった本屋を開業し、幸せな家庭を築いていた。しかし、ユダヤ人迫害の嵐に巻き込まれ強制収容所へ入れられてしまう。そして、何も知らない息子を守るために彼はある考えを思い付く。
 何も知らない息子を不安にさせないように、そして息子を守る為に奮闘する主人公の姿はもう涙なしにはみられない。収容所内においても、常に明るく、息子をたのしませ、”人生はこんなにも素晴らしいんだよ!”と息子に伝えようとする彼の姿は楽しくもあり、同じに悲しくもある。ユダヤ人迫害という思いテーマを扱いつつもユーモアに、そして明るく描いている。それでいて、やっぱりなんか切なくも悲しい映画。

SHUE


2000/11/20(Mon) Guest


[ American Beauty ]
"Usual Suspects", "LA Confidential" 等で、見事な演技を見せたケビン スペイシー主演のBlack comedy drama. この作品は99年のアカデミー賞で作品賞他5部門において、賞を受賞しているのでもうすでに見た人は多いかも知れないが、まだ見てない人にお勧め。
 ケビン スペイシー演じる主人公は妻と娘と3人で暮らすごく普通の一般アメリカン家庭の夫。しかし、会社からはリストラ宣言され、妻と娘からは軽蔑され、充実感のない毎日を送っていた。ある日、高校生である娘の友人に一目惚れ。彼女になんと
か気に入られよう筋トレをはじめたり、彼女を思うばかりに、彼女の妄想を見たりしはじめたりと、少しずつ新しい人生を見つけ始めていく。そんな中、娘の謎めいた隣人との交流、妻の不倫など家庭内に変化が起こりはじめる。そして...
イギリス人監督がBlackなユーモアで描く異色傑作。ケビン スパイシーならではの怪演が最高!主人公が憧れの女子高生を妄想するシーンは一面、薔薇が敷き詰められ幻想的で、とても斬新で美しい!このシーンだけでも見物。ここに出てくる人々はみんな一癖も二癖もあって、おもしろい。かなり”毒”に満ちたBlack comedyではあるが、それなりに奥が深い作品である。

SHUE

2000/11/19(Sun) Guest


[ Existenz ]
"Crash", "裸のランチ"など数々の衝撃作を世に送りだしているデビット クロ−ネンバ−グ監督作。
 新体感ゲーム”イグジステンズ”の発表会で開発者の女性が狙撃され、Jude Law演じる警備員が彼女を助けたことから、彼女と共に見知らぬ敵から逃げながら、”イグジステンス”の未知のゲーム世界の中に入り、その未知の世界で未知のバーチャル体験をするというお話。
 テーマ的には”Matrix”が取り上げた”何が現実で、何が夢なの?”的なシュチュエーション。現実の世界とゲームの世界を行ったり来たりで、なんか途中でかんがらがってしまった。そして、なにより、その”イグジステンズ”というゲーム機がグロテスクで、ちょっとエロティックであり、人間の脊髄にプラグをつっこんで、中枢神経にアクセスするという設定もクロ−ネンバ−グらしい。先読みはできんし、なんかすごくマニアックなつくり、そして世界観で、見終わったときに、”やられた!”とおもった。マニアにはたまらん作品です。

SHUE

2000/11/08(Wed) Guest


[ GATTACA ]
Ethan Hawke, Uma Thrman夫妻とJude Law主演のSFミステリードラマ。舞台は近未来、そこでは人は生まれたときのD.N.A検査で人の一生が決まってしまうという時代。
主人公であるEthan Hawke演じるVincentは、生まれながらに病弱な遺伝子を持つと判断され、自分が憧れている宇宙飛行士になれず、宇宙航空センターで清掃員をするという冴えない日々を過ごしていた。ある日、Vincentは生まれながらに優れた遺伝子を持ちながらも、半身不随の青年Jude Low演じるJeromeにであう。VincentはJeromeのIdentityを買い取り、自らの身分を偽って、自身の夢である宇宙飛行士になって宇宙に出るという目的にむかって新たな人生を歩き出す。
 しかし、彼が宇宙に出発を1週間後に控え、教官が殺されるという事件がセンター内で起こる。そして、その事件を調査する為に派遣されてきた調査員にVincentは素性を疑われ始めていく...
というようなお話。出演者は豪華なんだけど、案外知られていない傑作。ちょっと薄暗い雰囲気の中で、淡々とドラマは進められていく。そして、全編に流れるMaichel Naiman(Pianoのサントラの人)の音楽がもの寂しい雰囲気をもり立てていく。全体的に青のイメージで統一されていて、その世界観がおもしろい。なんか少し寂しく、そしてちょっと変わった映画。

SHUE
2000/11/07(Tue) Guest


[ Dancer ]
次に"Dancer".Luc Besson present作
 正直いって、これは最近見た中で、もっともがっかりさせられた映画。ストーリーを簡単に言うと、口のきけないダンサーが、苦悩と挫折を超えて、成功を手に入れるまでのサクセスストーリー的なお話。
 まず、見せ場であるはずのダンスシーンが少ない。一応、適等にはあるんだけど、迫力に欠ける。そして、一番の盛り上がりであり、見せ場でもある最後のダンスシーンが妙に短い。そして、たいした盛り上がりもなく終わってしまい、なんか尻つぼみだ。結局、何が言いたいんだか、わからないまま終わってしまう。
 Taxi2といい、Luc Besson present作はたいしたことはない。なんか、Luc Bessonという名前のブランドに騙されているきがする。一作目のTaxiはストーリーのテンポもよく、ギャグも軽快で面白かったが、Taxi2は日本のネタが多すぎで、しかもくどい!もろB級映画ののり。見てて、途中で腹がたった。なんか、出来てきには、日本をネタにしたB級映画の"カブキマン"や、"悪魔のドクドクモンスター日本へ行く" と
たいした差がない気がする。

 
SHUE

2000/11/06(Mon) Guest


[ KID ]
Bluce Willis 主演のハート ウォーミングドラマ。主人公であるブルース ウィルスは、40歳、独身そして、職業、イメージコンサルタント。ある日、突然、6歳の時の自分が目の前に現われる。始めは、その6歳の自分に驚き、戸惑い、彼(幼き日の自分)を避けていたが、次第に交流を深めるうちに、今の自分の人生に欠けているものをみつけ、いつしか無くしてしまった夢をもう一度、6歳の時の自分と探しに行くと言うお話。
 まあ、ディズニーお得意の心暖まるおはなしで、見ても別にはずれはない、無難な映画。なんか、少し童心に返ってしまう。おすぎ(あれ?ピーコだっけ?)が、”涙でスクリーンが滲んだ。”なんて言ってたけど、そこまでは良くない!最後なんて、もう見え見えの展開だし、ちょっとやらしい。
 ただ、私のお気に入りは、Bruce Willis の恋人役のEmily Mortimer が藤谷美和子に似ていて可愛かった事かな。彼女、似てるよね、藤谷美和子に。そう思ったのは、私だけ?

SHUE

2000/11/05(Sun) Guest

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